2022.12.02

新しいライフスタイルを構築する時計

日々の生活と時間は切っても切れない関係にある。
ゆえに時計もまたライフスタイルと密接な関係にある。

自分自身の時計遍歴を振り返っても、時計選びの軸には、
その時々にはまっていたものやファッションなどがあった。

時計の仕事を本格化し、スイスに行くようになってからは
現地の時計関係者になめられないようにマニュファクチュールブランドの時計を手に入れたし、
初めての著書の出版が決まった時は、気合を入れるために三大ブランドの時計を手に入れた。
スーツをお洒落に着たいと思い始めてからは、薄型のドレスウォッチを手に入れた。

次は何をするのか？　どうなりたいのか？　
将来を考えることが、新しい時計を手に入れるチャンスにもなるのだ。

　これからの自分の興味として、もっとも大きなのは「健康」である。
アラフィフおじさんとしては、体力の衰えも気になるところだし、
人間ドッグの結果にも看過できない箇所が出始めた。

健康を維持することは、クオリティオブライフを高める上で絶対に無視できない要素となる。

だがしかし根っからのインドアはであるため、
ジム通いやランニングを始めるほどの行動力はない。
何か自分を健康生活へとブーストしてくれる時計はないだろうか？　

ガーミン　VENU SQ 2
デジタル、陽極酸化アルミニウムベゼル×FRPケース、ケース縦40.6×横37㎜、5気圧防水
40,800円
ストラップはシリコン製で肌当たりが良く、全重量は38ｇと極軽量。これはウォーキング（というか犬のお散歩）ウォッチとしていい感じ。

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　恐らくその正解は、「スマートウォッチ」であろう。
一時期は腕時計のライバルと目されていたスマートウォッチだが、昨今の進化は完全に“健康器具”そのもの。
新型モデルが出るたびに、健康系の機能やアプリが充実している感がある。
さらには色々なスポーツに対応して記録をとったり、
昨日の自分の記録と勝負できたりと、とにかく「人間よ、アクティブに生きよ」と語っている。

うーん、そうじゃない。効率よく、効果的に、肉体の負荷は少なく健康を維持したいのだ。

　と、考えたときに、ダイエットの一種である「レコーディングダイエット」のことを思い出した。
これは毎日体重を記録し、食事を記録し、おやつを記録する。

そうすることで、自分の食習慣の傾向や問題点が可視化され、自分自身で修正改善するというもの。

自分にはこの方法が合っており、無理なく5キロ以上のダイエットに成功し、
チート飯で体重が増えたとしても、簡単にコントロールもできるようになった。

健康への一里塚は、まずは己を知ることなのだ。
ということは、スマートウォッチのライフトラッキング機能で、
自分の身体の状況をレコーディングしていけば、自ずと健康意識が高まるのではないだろうか？

そう考えたとき、ガーミンの「VENU SQ2」は、悪くない選択肢に思える。
これはガーミンが女性を意識して作ったスマートウォッチで、
フィットネスを強くてヨガやピラティスのモードもある。

僕の場合は25以上もあるスポーツモードに関しては、
ウォーキングとゴルフ以外は活用できるとは思えないが、バッテリーのもちがいいのは魅力だ。

仕事中の「ストレス」を計測してみる。数値は極めて低め安定。どうりで原稿の進みが順調なわけだ。
作業に煮詰まったら「ブレスワーク」でリフレッシュ。5分間の呼吸を、4秒吸って、4秒止めて、4秒吐いて、４秒止めるのローテーション。これもストレス軽減になる。

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　人気のスマートウォッチが最新機種でも最大60時間しか連続駆動しないが、
「VENU SQ2」なら最大で約11日間も連続駆動する。

これなら充電の手間なく、心拍数や血中酸素、呼吸数やストレスレベルなどを常時計測してくるため、
健康のレコーディングが可能になるので、スマートウォッチのライフトラッキング機能を使い続けることができるだろう。

さらに2分間の計測で現在の健康状態を測定し保存できる「ヘルススナップショット」や、
大切なインタビューや集中して原稿を進めたい時に呼吸をコントローツして意識を整えてくれる「ブレスワーク」も上手く活用できそうだ。

ちなみにケースサイズはコンパクトであり、角型デザインはスマホに慣れた目には見やすい。
アイボリー×ピーチゴールドという配色は意外と目立つのでファッションのアクセントにもなるだろう。
女性向けとは言いつつ、男性でもOKなスマートウォッチである。