今日はタグ・ホイヤーを象徴するロゴのお話し！

いつもA.M.Iをご愛顧下さりまして誠にありがとうございます。
愛知県から発表された「緊急事態宣言」を踏まえ、名古屋PARCOが全館臨時休業となりました。
それに伴いA.M.I名古屋PARCO店も同様に当面の間、臨時休業となります。
皆様もご自宅で自粛されている方も多いかと思いますので、こちらの更新をご覧頂いて少しでも楽しんで頂ければ幸いです。


という事で、、、


タグ・ホイヤーロゴのお話し！


となるとタグ・ホイヤーの歴史を紐解いていく必要がありますので時系列に沿って簡単にご説明をしていきますのでお願い致します。


1860年、スイス・サンティエミに拠点を置き、創業者であるエドワード・ホイヤー氏によって設立された今年で160周年を迎えたスイスの高級時計メーカーである事はご存知の方も多いはずです。。


ちなみに設立当時の社名は「エドワード・ホイヤー・ウォッチ」だったそうです！


時計ブランドの名前は人名が多いですがタグ・ホイヤーも人名という事が分かりますね。


1887年には「振動ピニオン」を開発、特許を取得しました！


これは今日の多くの機械式クロノグラフで今でも採用されています。


因みにストップウォッチをスタートさせて針が動き出すまでの時間が2/1000秒です。


一般的なその他の自動巻きクロノグラフは4/1000秒と言われています。


物凄い速さにも驚きますが、それを130年以上前に開発してそれが今日でも採用されているというのがまた凄いです！！


1916年には世界で初めて100分の1秒単位で計測できる「マイクログラフ」を発表


機械式のストップウォッチでしたがその功績が認めれら、、、


1920年のアントワープ、1924年のパリ、1928年のアムステルダムと3大会連続オリンピックで採用されました！！！


オリンピック＝OMEGA


が当たり前のイメージになっておりますが、タグ・ホイヤーが先に計時をしていた事実は意外に知られていない気がします。。。


1962年スイスの時計メーカーとして初めて宇宙へと時計が飛んで行きました！


ここの話しを詳しく説明すると恐らく米ソ冷戦時代やマーキュリー計画、ブライトリング、OMEGAの話しも絡むので省力します！！！


宇宙空間と聞くと・・・


ブライトリングやOMEGA、フォルティスなどのイメージが強いですがこれもタグ・ホイヤーが時計メーカーでは一番最初です！


正確には腕時計ではなく、ストップウォッチを腕時計で使えるように取り付けた仕様でした。



※確かジョン・グレンさんが着けていたモデルと全く同じモデル仕様のサンプル


スイスのタグ・ホイヤー本社内にあるミュージアムに展示されていた全く同じデザインのサンプルです！


そして遂に・・・


1963年には人気モデル「カレラ」が誕生！！！


1969年には世界初の「自動巻きクロノグラフ キャリバー11」が誕生！！！


1971年からはフェラーリ・レーシングチームとの公式計時の契約を結びました。


それを機に300キロ以上で走るF1というスポーツの計時には欠かせない1/1000秒の計測ができる電子クロノグラフを開発しています！！！


やっとロゴの話しに辿り着きましたが・・・



1985年に「ホイヤー」から現在の「タグ・ホイヤー」へと変更！


流れとしては1970年代に入ってからのクォーツショックで資金難に陥ったホイヤー社、、、


サウジアラビア人の大富豪で実業家の「マンスール・オジェ」率いる「Techniques d’Avant Garde(TAG)」社からの


これぞタグ・ホイヤーと言うべき赤と緑のロゴが誕生したのがこの年ですが、因みにこの赤と緑の色にもちゃんと意味はあります！！！


赤＝スイス国旗のカラー

緑＝サウジアラビアの国旗のカラー


納得ですよね！！！


そして、元々マクラーレンのオーナーでもあった「Techniques d’Avant Garde(TAG)」社の流れもあり同じく1985年からF1史上最長となるパートナーシップをマクラーレン・メルセデスと締結しました！！


この契約は2015年まで30年に渡るパートナーシップでした。


1971年のフェラーリ・レーシング、1985年のマクラーレン・メルセデスという2つの大きな締結がタグ・ホイヤー＝モータースポーツというイメージが出来上がった気がします！


因みに2016年からはレッドブル・レーシングとのパートナーシップが締結されております。


その後もアイルトン・セナが愛用してタグ・ホイヤーの人気が高まり時は流れて、、、


150周年の2010年には初の自社キャリバー ムーブメント「キャリバー1887」が誕生しました！！！


自社キャリバーの登場でより一層スイス高級時計メーカーとしての地位を確立したと思います。


そして、2回目のロゴ変更に辿り着きましたが、、、



2015年に再度、ロゴが変更になりました！！！


これには2014年にLVMHウォッチ ディヴィジョンのプレジデント＆タグ・ホイヤーのCEOに就任したジャンクロード・ビバー氏が大きく関係しております！！！


就任して直ぐにビバー氏は下記3つを掲げました！！

①タグ・ホイヤーはアヴァンギャルドであること

②手に届く価格のスイス ラグジュアリー ウォッチのリーダーになること

③販売価格の2倍以上の価値があること


それを機に新たにロゴのデザインを変えて、新しいタグ・ホイヤーの幕開けを発信したかったのだと思います！！！


という事で2014年に就任、その後2015年以降に発売やモデルチェンジされたモデルは全て新しいロゴになっています。


ただ、、、


ロングセラー商品で2015年以前に発売、現在でも販売しているモデルは以前のロゴが使用されています！！！


代表的なのがモナコ キャリバー12 クロノグラフやカレラ キャリバー5などです！！


という事で、、、


ロゴを変える


そんな大きな決断を2回も行ったタグ・ホイヤーは今年で160周年を迎えました！！


まだまだ今年の新作情報は少ないですが、昨今の社会情勢を踏まえて少しでも明るい未来を期待出来るような、楽しみが増えるようなカッコいい新作が出てくる事を願いながらお開きとさせて頂きます！


この事態が収束した際には、また皆様に笑顔でお会い出来る日を楽しみにしております。
A.M.I名古屋店スタッフ一同


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